クイーンズスクエア横浜

クイーンズスクエア横浜
左からクイーンズタワーA、B、C、横浜ベイホテル東急
情報
用途 店舗事務所ホテルホール駐車場
設計者 三菱地所設計日建設計
施工 大成建設鹿島建設東急建設
建築主 T・R・Y90事業者組合
東京急行電鉄住友商事他6社)
三菱地所都市再生機構日揮
管理運営 東急コミュニティー
構造形式 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造
敷地面積 44,406.48 m²
建築面積 34,490.05 m²
延床面積 496,385.70 m²
※* クイーンズタワーA:91,400 m2
* クイーンズタワーB:65,000 m2
* クイーンズタワーC:54,300 m2
* 商業棟:54,400 m2
* 横浜ベイホテル東急:62,800 m2
* 横浜みなとみらいホール:18,500 m2
* 駐車場:99,300 m2
* DHCスペース:10,000m2
階数 地上36階地下5階 塔屋2階
(クイーンズタワーA)
高さ 最高部171.80 m(クイーンズタワーA)
駐車台数 1,700台 (7:00〜24:00)[1]
着工 1994年2月
竣工 1997年6月
開館開所 1997年7月18日
所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3
座標 北緯35度27分23.2秒 東経139度38分1.1秒 / 北緯35.456444度 東経139.633639度 / 35.456444; 139.633639 (クイーンズスクエア横浜)座標: 北緯35度27分23.2秒 東経139度38分1.1秒 / 北緯35.456444度 東経139.633639度 / 35.456444; 139.633639 (クイーンズスクエア横浜)
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クイーンズスクエア横浜(ランドマークタワー側入口)
スクエア内2階

クイーンズスクエア横浜(クイーンズスクエアよこはま、英語: Queen's Square YOKOHAMA)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいの大型複合施設。3つの超高層オフィスビル(クイーンズタワーA・B・C)と、ショッピングモールみなとみらい東急スクエア)、ホテル(横浜ベイホテル東急)、コンサートホール横浜みなとみらいホール)等から構成されている[2]

概要

3棟の超高層オフィスビルが連なる「クイーンズタワー」やショッピングモールシティホテルで構成される複合商業施設である。東急が事業主体であり、実運営は東急子会社の横浜シティ・マネジメントおよび孫会社の横浜ベイホテル東急が担っている。1997年7月18日開業[3]

当施設内をメインストリートの「クイーンモール」(全長約300m)が貫いている。またみなとみらい地区の24街区に当たり、隣接する横浜ランドマークタワー併設のショッピングモール「ランドマークプラザ」とは歩行者動線クイーン軸(※前述のクイーンモールもこの軸の一部)を介して接続している。さらに、建物全体を遠くから見た景観上はランドマークタワーを頂点として段々と低くなるスカイラインを形成している。

複数案の中からTRYグループ(住友商事住友銀行、東急など)の案が選ばれた。建物のデザインは、基本設計を日建設計、実施設計は日建設計と三菱地所設計が担当[要出典]。なお、当初の計画では「パン パシフィック」のホテル棟はミラー張りで、クイーンズタワーは各棟とも今より5階ずつ高く、高層部には39街区の「M.M.TOWERS」に先立ちみなとみらい地区初の都心型住居も入る予定であったが、計画段階時に日本の経済状況等が大きく変化したため、現在の計画へ変更となった経緯がある[4]

2004年に開通した横浜高速鉄道みなとみらい線みなとみらい駅と地下3階で直結。また、敷地内にショッピングモールのみなとみらい東急スクエアがある。この他、クイーンズタワーAの地下4〜5階にみなとみらい21熱供給MM21 DHC, 地域熱供給)の第2プラントがある[5]

クイーンズタワー

クイーンズタワーは、クイーンズタワーA・B・Cと3つのビルに分かれている。クイーンズタワーの中で、クイーンズタワーAが一番高く、クイーンズタワーCが一番低い。各タワーへの連絡通路が17階にあるが、通常は閉鎖されている。6階まではクイーンズスクエアと接続され、各ビル間の往来も可能。

クイーンズタワーAは日揮ホールディングスの本社になっており、ほとんどの階を使用している。クイーンズタワーB・Cには、様々なテナントが入居している。

  • クイーンズタワーA:高さ約172m・地上36階・地下5階、郵便番号220-60**
  • クイーンズタワーB:高さ約138m・地上28階・地下5階、郵便番号220-61**
  • クイーンズタワーC:高さ約109m・地上21階・地下5階、郵便番号220-62**

郵便番号の下2桁は階層で、地下・階層不明の場合は90が入る。

クイーンモール

当施設内メインストリートのクイーンモール (1-2F) は、みなとみらい地区の歩行者動線「クイーン軸」の一部に当たる。このクイーンモール沿いや地下はファッションスポーツキャラクター関連の店舗やレストラン・飲食店などを配置したショッピングモールとなっており、かつては「クイーンズイースト(QUEEN'S EAST)」(旧・よこはま東急百貨店)と「[アット!](at!)」の2つの施設に分かれていたが、2017年10月に統合され「みなとみらい東急スクエア」としてリニューアルオープンしている[6][7]

クイーンモールのほぼ中央にあるクイーンズサークルでは、週末などに様々なイベントが行われている。また、クイーンモールを東側に進むと「横浜みなとみらいホール」、展示会など幅広い目的で使用されている「みなとみらいギャラリー」、「横浜ベイホテル東急」があり、さらに東端まで進むとパシフィコ横浜への連絡橋「クイーンモール橋」に接続(2Fレベル)している。一方、西端側はヨーヨー広場に面しており(同レベル)、同広場を挟んでショッピングモールのランドマークプラザと対面している。

横浜ベイホテル東急

クイーンズスクエア開業と同時期に国内初の『パン パシフィックホテルズ』(シンガポールに本社を置く東急傘下の海外ホテル部門)として「パン パシフィックホテル横浜」が開業。

2007年に東京急行電鉄(現:東急)は統括会社のパン パシフィック ホテルズ アンド リゾーツの株式持分全てをシンガポールの不動産会社へ売却することとなり、当施設は東急ホテルズへ経営移管されて東急ホテルの一員となったため、名称も「パン パシフィック 横浜ベイホテル東急」に変更された。2010年7月31日まではJALホテルズのメンバーシップ提携契約があり、JALホテルズとしての会員サービスも受けられた。

さらに2013年4月には、パン パシフィック ホテルズ アンド リゾーツとの契約が満了となり、「横浜ベイホテル東急」への名称変更が行われた[8]

横浜ベイホテル東急
  • 所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目3-7
  • 運営:株式会社横浜ベイホテル東急
  • Check-in-out 14:00/12:00
    • 規模:地上25階 地下4階
    • 部屋数・収容人員:480室・974名
    • 施設:料飲施設 6店舗、宴会場、結婚式場、会議室、美容室、衣裳室、写真室、エステティック&スパ、クラブラウンジ、フラワーショップ、ホテルショップ、託児室
    • 駐車場:1,700台 (7:00〜24:00) ※クイーンズパーキング(クイーンズスクエア横浜地下駐車場)[1]

沿革

  • 1997年(平成9年)8月7日 - パン パシフィックホテルズの日本進出(逆輸入)旗艦店として、横浜・シティマネジメント(クイーンズスクエア横浜運営会社)による「パン パシフィックホテル横浜」を開業。
  • 2006年(平成18年)4月 - 改装。
  • 2007年(平成19年)6月1日 - 横浜シティ・マネジメントが5月31日付けでホテル運営契約を終了し、東急ホテルズ傘下で新設した横浜ベイホテル東急ヘ譲渡し「パン パシフィック 横浜ベイホテル東急」へ改称。また横浜ロイヤルパークホテルと提携していたJALホテルズが鞍替えし、メンバーシップ提携(2010年7月31日まで)。
  • 2013年(平成25年)4月1日 - パン パシフィック ホテルズ アンド リゾーツとの契約満了に伴い、「横浜ベイホテル東急」へ改称。

ステーションコア

コスースによる巨大モニュメント"The Boundaries of the Limitless"
戶外庭院

地下5階のみなとみらい駅に続く大アトリウムで、2004年の駅開業時に整備された。壁面にはジョセフ・コスースにより、22×14mの黒御影石に白色ネオン管で[9]フリードリヒ・フォン・シラー「デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた美学的なことに関する書簡27号」の一部の引用が刻まれている。

樹木は成育することのない無数の芽を生み、根をはり、枝や葉を拡げて個体と種の保存にはありあまるほどの養分を吸収する。樹木は、この溢れんばかりの過剰を使うことも、享受することもなく自然に還すが、動物はこの溢れる養分を、自由で嬉々とした自らの運動に使用する。このように自然は、その初源から生命の無限の展開にむけての序曲を奏でている。物質としての束縛を少しずつ断ちきりやがて自らの姿を自由に変えていくのである。

— フリードリッヒ・フォン・シラー

横浜みなとみらいホール

詳細は「横浜みなとみらいホール」を参照

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b クイーンズスクエア横浜 公式サイト:アクセス
  2. ^ “フロアガイド | (SP)クイーンズスクエア横浜[Queen's Square YOKOHAMA]”. qsy-tqc.jp. 2021年4月7日閲覧。
  3. ^ 話題の飲食施設 クイーンズスクエア横浜(日本食糧新聞 1997年8月18日〈133号4面〉)
  4. ^ こんなんもあった、クイーンズスクエア (クイーンズスクエア別案)〈キャッシュ〉(みなとみらい線周辺散歩日記 2006年3月9日)
  5. ^ みなとみらいのクイーンズタワーAの屋上から出ている煙の正体は?(はまれぽ.com 2014年4月13日)
  6. ^ 「クイーンズスクエア横浜[アット!]」と「クイーンズイースト」を統合し、2017年秋に「みなとみらい東急スクエア」としてリニューアル(東急電鉄:お知らせ 2017年4月26日)
  7. ^ 2017年秋に「みなとみらい東急スクエア」が誕生 「クイーンズスクエア横浜[アット!]」と「クイーンズイースト」が統合(ヨコハマ経済新聞 2017年4月26日)
  8. ^ パン パシフィック 横浜ベイホテル東急の名称変更について(ホテル公式サイト)
  9. ^ The Boundaries of the Limitless(みなとみらいエリアマネジメント公式サイト:みなとみらいデータベース)

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、クイーンズスクエア横浜に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • Queen's Square YOKOHAMA(クイーンズスクエア横浜)
  • みなとみらい東急スクエア
みなとみらい地区の施設・公園・歴史的建造物
商業施設・レジャー施設等
ホテル・宿泊関連施設
オフィスビル・業務関連施設
公園・緑地・遊歩道
※この他、3つの歩行者動線「クイーン軸」、「グランモール軸」、「キング軸」が整備されている(参照)。
桟橋・乗船場・客船ターミナル
展示場・文化・スポーツ施設等
音楽ホール・アリーナ等
結婚式場
自動車ショールーム
病院・警察・庁舎・郵便局・学校
重要文化財・歴史的建造物
過去に存在した施設
関連項目
  • カテゴリ カテゴリ
  • ポータル 横浜市ポータル
  • コモンズ コモンズ
横浜駅みなとみらい地区周辺
(業務用ビルのみ記載)

横浜ランドマークタワー - THE YOKOHAMA FRONT - クイーンズスクエア横浜(クイーンズタワーA・B・C/横浜ベイホテル東急) - 横浜シンフォステージ - 横浜ダイヤビルディング - 横浜銀行本店ビル - 横浜三井ビルディング - 三菱重工横浜ビル - 横浜コネクトスクエア - ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル - 日石横浜ビル - 横浜スカイビル - JR横浜タワー - みなとみらいグランドセントラルタワー - 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ - 横濱ゲートタワー - 富士ソフト桜木町ビル - 横浜メディアタワー - クロスゲート(横浜桜木町ワシントンホテル) - 横浜天理ビル - 富士ゼロックスR&Dスクエア - 横浜グランゲート - 日産自動車グローバル本社 - みなとみらいセンタービル - ヒューリックみなとみらい(旧:TOCみなとみらい) - コンカード横浜 - 横浜東口ウィスポートビル(旧:日産横浜ビル) - 横浜野村ビル - 京急グループ本社 - 横浜ブルーアベニュー - 横浜クリエーションスクエア - オーシャンゲートみなとみらい - KTビル - PRYME COAST みなとみらいザ・スクエアホテル横浜みなとみらい)

みなとみらいのビル群
関内地区周辺(業務用ビルのみ記載)

YOKOHAMA KITANAKA KNOT(オークウッドスイーツ横浜)- 横浜市役所(8代目) - アパホテル&リゾート <横浜ベイタワー> - 横浜アイランドタワー - 横浜第二合同庁舎 - 神奈川県警察本部庁舎

新横浜周辺

新横浜プリンスホテル - ユニゾ新横浜ビル

上大岡周辺
東戸塚周辺

第一生命東戸塚教育センター - BELISTAタワー東戸塚 - パークタワー東戸塚 - ニューシティ東戸塚(BeTOWER/ル・パルクシエル/タワーズシティ1st)

その他
関連項目
カテゴリ カテゴリ
東急百貨店
日本国内の店舗
グループ
複合商業施設・専門店ビル
食品専門店
閉店・撤退(日本国内)
閉店・撤退(日本国外)
  • アラモアナ店、マウイ店、パールリッジ店13
  • TOKYU SCENE、香港東急百貨有限公司、ラチャダ店、永琦東急百貨14
  • マーブンクロン店1
系列企業
関連人物
関連項目
注釈
1バンコク東急百貨店(タイ)が運営。2渋谷ヒカリエ内 3旧: まちだ東急百貨店→町田店 4旧: 港北東急百貨店 5現:東武百貨店池袋店 6現: COREDO日本橋
7旧: 白木屋の共同出資会社 8ながの東急百貨店の支店 9旧: 西南東急百貨店→あおば東急百貨店 10コンビニエンスストア 11スポーツ用品販売 12スポーツクラブ

13シロキヤ・インコーポレイテッド 14東急百貨店の現地法人 15代表取締役会長 16代表取締役社長執行役員 17旧: よこはま東急百貨店→QUEEN'S EAST
18かつての一社提供番組(TBSテレビ関東ローカル)。 19商品券の相互利用を行っていた。 20ながの東急百貨店と資本・業務提携を行っていた。
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東急グループ
統括会社
ロゴ
交通事業
流通事業
ホテル・リゾート事業
不動産事業
建設事業
製造・整備事業
レジャー事業
サービス事業
文化事業
サポート事業
グループから
離脱した会社
および法人格が
消滅した会社
関連項目
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三菱地所グループの商業施設・商業複合ビル
MARK IS
プレミアム・アウトレット
三菱地所プロパティマネジメント
  • Category:三菱地所
  • Category:プレミアム・アウトレット
  • Category:MARK IS
  • 三菱グループ
グッドデザイン施設部門(1994 - 1999)
1994
1995
1996
  • JR矢吹駅
  • 京阪宇治駅
  • 精神薄弱者更生施設「科長の郷」
  • 舞鶴プロムナード三条アーケード
  • 村のテラス「森呼吸」
  • 白水ゴルフ倶楽部クラブハウス
1997
1998
1999
1994-1999/2000-2007/2008-2010/2011-2015/2015-2020/2021-
MARK IS みなとみらい みなとみらいセンタービル オーシャンゲートみなとみらい
横浜美術館
グランモール公園
北 パシフィコ横浜
西   クイーンズスクエア横浜   東
南
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