トプシー・ターヴィー

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トプシー・ターヴィー
Topsy-Turvy
監督 マイク・リー
脚本 マイク・リー
製作 サイモン・チャニング=ウィリアムズ(英語版)
出演者 ジム・ブロードベント
アラン・コーデュナー(英語版)
ティモシー・スポール
レスリー・マンヴィル
撮影 ディック・ポープ
編集 ロビン・セイルズ
製作会社 シン・マン・フィルムズ(英語版)
配給 イギリスの旗 パテ
公開 イタリアの旗 1999年9月3日VIFF
イギリスの旗 1999年12月15日
上映時間 160分
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
製作費 $20,000,000[1]
興行収入 $6,208,548[2]
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トプシー・ターヴィー』(Topsy-Turvy)は、マイク・リー監督・脚本による1999年のミュージカルドラマ映画である。W・S・ギルバートアーサー・サリヴァンが1884年から1885年までの15か月間で『ミカド』を完成させる過程が描かれる。ギルバートをジム・ブロードベント、サリヴァンをアラン・コーデュナー(英語版)が演じる。

アカデミー賞では4部門にノミネートされ、メイクアップ賞と衣裳デザイン賞を獲得した。

あらすじ

1884年、ロンドン。それまで数々の人気喜歌劇を手掛けてきたギルバートとサリヴァンだったが、期待の最新作は“マンネリ”と厳しい評価を受けてしまう。サリヴァンはもう喜歌劇の作曲に情熱を失い、芸術性の高い正歌劇へ志向し、コンビは解散の危機に陥る。サリヴァンを何とか引き留めたいギルバートではあったが、彼もまた自らの創作活動に行き詰まりを感じていた。そんなある日、ギルバートは妻の執拗な誘いに負け、当時万博で大評判を呼んでいた日本展に足を運ぶ。彼はそこでこれまでに見たこともない異質な文化に触れ、『ミカド』の着想を得るのだった。

キャスト

製作

撮影は1998年6月29日にロンドンのスリー・マイルズ・スタジオ(英語版)で始まり[3][4]、10月24日に鑑賞した[5]

評価

2008年に『エンパイア』が発表した歴代の偉大な映画500本では481位となった[6]

受賞とノミネート

映画祭・賞 部門 対象 結果
アカデミー賞[7] 脚本賞 マイク・リー ノミネート
衣裳デザイン賞 リンディ・ヘミングス 受賞
メイクアップ賞 クリスティン・ブランデル、トレフォー・プラウド 受賞
美術賞 イヴ・スチュワート、ジョン・ブッシュ ノミネート
英国アカデミー賞 英国作品賞 『トプシー・ターヴィー』 ノミネート
主演男優賞 ジム・ブロードベント ノミネート
助演男優賞 ティモシー・スポール ノミネート
オリジナル脚本賞 マイク・リー ノミネート
メイクアップ&ヘアー賞 クリスティン・ブランデル 受賞
ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞 マイク・リー ノミネート
男優賞 ジム・ブロードベント 受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 作品賞 『トプシー・ターヴィー』 受賞
監督賞 マイク・リー 受賞

参考文献

  1. ^ “Budget”. The Numbers. 2006年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年7月3日閲覧。
  2. ^ “Topsy-Turvy”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年6月3日閲覧。
  3. ^ “Filming date”. 2006年7月3日閲覧。
  4. ^ “Filming locations”. 2006年7月3日閲覧。
  5. ^ TCM Misc notes
  6. ^ “The 500 Greatest Movies of All Time”. 500–401. Empire. 2011年7月16日閲覧。
  7. ^ “The 72nd Academy Awards (2000) Nominees and Winners”. 映画芸術科学アカデミー. 2013年6月3日閲覧。

外部リンク

マイク・リー監督作品
1980年代
  • ビバ!ロンドン! ハイ・ホープス 〜キングス・クロスの気楽な人々〜 (1988)
1990年代
  • ライフ・イズ・スイート (1991)
  • ネイキッド (1993)
  • 秘密と嘘 (1996)
  • キャリア・ガールズ (1997)
  • トプシー・ターヴィー (1999)
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