ブートスプラッシュ
ブートスプラッシュ(英: bootsplash)とは、オペレーティングシステムがブート処理中に表示するグラフィックスなどを指す。
ブートスプラッシュは、コンソール上で各種メッセージがスクロール表示されることを指す場合もあるし、グラフィックス表示の場合も、両者の混合の場合もある。
また、Unified Extensible Firmware Interfaceで「Boot Graphic Resources Table (BGRT)」が定義されたことにより[1]、ファームウェア側からブートスプラッシュに対して画像を書き込むことが可能になった[2]。
目的
スプラッシュスクリーンとは異なり、ブートスプラッシュは販促目的で設計されているわけではなく、OS立ち上げ時の見た目をきれいにしたり、色つきでメッセージを表示することでユーザーにシステム状態をより分かりやすく提示することを目的としている。
Windows のブート画面
Microsoft Windows はどのバージョンにもブート画面があり、立ち上げ時にロードされる。サードパーティのユーティリティを使ってその画面を差し替えることもでき、画像、テキスト、アニメーションなどを表示できる。Windows Vistaでは、MSConfigを使ってデフォルトのブート画面とは異なる「オーロラ」と呼ばれる画面に差し替えることができる(アニメーションはしなくなる)[3]し、ロードしているファイルに関する情報をスクロール表示させることもできる。
関連項目
- スプラッシュスクリーン — アプリケーション起動時に表示される画像
- Plymouth (ソフトウェア) - 実装。
脚注
[脚注の使い方]
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、ブートスプラッシュに関連するカテゴリがあります。
- Splashy - Linuxカーネルのブート時にユーザ空間でグラフィカルな表示をするプロジェクト
- Red Hat Graphical Boot (RHGB) - レッドハットのディストリビューションで使っているブートスプラッシュプログラム [1]
- USplash - Ubuntuで使っているブートスプラッシュプログラム
- Fedora BetterStartup - FedoraでのRHGBを置換する新たなブートスプラッシュプロジェクト
- Bootsplash Web Page[リンク切れ] - splashyより以前に使われていたLinux用ブートスプラッシュ
- Use Resource Hacker and / or BootSkin to customize your WinXP BootScreen
- Create your own bootscreen - WinXP Freeware - Boot Screen changer v.3.2
- Create your own bootscreen - Vista
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