ヴィジャヤプラ

ゴール・グンバズ

ヴィジャヤプラカンナダ語:ವಿಜಯಪುರ, Vijayapura)、旧称ビジャープル[1]英語:Bijapur)は、南インドカルナータカ州、ヴィジャヤプラ県の都市。

かつてこの地の名を冠した王国であるビジャープル王国が、この都市を首都にデカン地方で栄えた。

歴史

ビジャープルの王家(ユースフ・アーディル・シャーを中心に歴代の王が絵描かれている)

この都市の歴史は古く、デカン地方一帯を支配した後期チャールキヤ朝ヤーダヴァ朝の主要な拠点であり、ヴィジャヤプラとも呼ばれていた。

1490年バフマニー朝ベルガウム太守ユースフ・アーディル・シャーが独立を宣言し、ヴィジャヤプラを中心とした地域にビジャープル王国を建国した。

この都市はビジャープル王国の首都として大いに栄えたが、1686年ムガル帝国アウラングゼーブに落とされ(ビジャープル包囲戦)、王国は滅亡した。

1724年ニザーム王国がムガル帝国から独立すると、ヴィジャヤプラは同国の支配するところとなった。

1760年、ニザーム王国がマラーター王国に敗れると、ヴィジャヤプラは割譲され、マラーター領となった。

1818年第3次マラーター戦争マラーター同盟イギリスに敗北したのち、一時的にイギリス領となり、サーターラー藩王国に割譲された。

1848年、サーターラー藩王国が廃絶されると、ビジャープルは再びイギリス領となった。

1947年インドがイギリスから独立したのち、1956年の州再編成により、ボンベイ州からカンナダ語地域であるマイソール州カルナータカ州)に編入された。

観光名所

ビジャープル王国の歴代君主の居城であったビジャープル城があり、 イブラーヒーム・アーディル・シャー2世の墓廟イブラーヒーム・ラウザやムハンマド・アーディル・シャーの墓廟ゴール・グンバズが現存している。

脚注

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  1. ^ ビージャプルビージャープルとも表記される。都市の意味は「勝利の都市」で、「ビジャー」は勝利を意味する「ヴィジャヤ(Viajya)」が変化した語であり、「プル」は都市を意味する語である。

関連項目

外部リンク

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  • Architecture of Bijapur
  • Museum at Bijapur
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