堤規至

堤 規至(つつみ のりゆき、1963年5月11日 - )は、シンエイ動画デジタル班に所属する元アニメーター、現CGIクリエイターである。千葉県出身。

来歴・人物

エスパー魔美』ではチーフディレクターを務めた原恵一と共に当時若手の1人であったが、プロデューサーの別紙壮一総作画監督として抜擢(第7話までは作画監督補、第8話より富永貞義と共同で担当)。以降『チンプイ』や『21エモン』、『クレヨンしんちゃん』でアニメーターとして作画面から作品を支え続けた。

現在はアニメーター業から離れ[1]、映画『クレヨンしんちゃん』で制作デスクを務めていた柏原健二と共に「シンエイ動画デジタル班」として作品のCG制作やデジタルコンポジットを担当するCGIクリエイターとして活躍している。CGについては最初趣味で始めた物だったが、それを本郷みつるが「面白そうだ」と『クレヨンしんちゃん』に取り入れたのが始まりである。

本名の平仮名表記でクレジットされることもある。映画『クレヨンしんちゃん』などにおいては、堤のりゆきと表記していた時期もあった。

主な参加作品

テレビアニメ

  • オバケのQ太郎(新)(1985年-1987年、作画監督・作画)
  • 三国志 (日本テレビ) (1985年、原画)
  • 三国志II 天翔ける英雄たち (1986年、作画監督補[2]
  • エスパー魔美 (1987年-1989年、作画監督・#1-7作画監督補・原画)
  • チンプイ (1989年-1991年、作画監督・原画)
  • 21エモン (1991年-1992年、作画監督・原画)
  • クレヨンしんちゃん (1992年-2000年、絵コンテ・作画監督・原画・CG[3]
  • ドラえもん (2005年のテレビアニメ) (2011年・2015年、3DCG制作[4]
  • スティッチ! 〜ずっと最高のトモダチ〜 (2010年、CGI)
  • ふるさとめぐり 日本の昔ばなし (2017年、「米だし地蔵」原画)

劇場映画

WEBアニメ

脚注

  1. ^ 『ドラえもん (2005年のテレビアニメ)』で制作デスクを務めた岡田麻衣子は「もう、やり尽くしたみたいなことは言っていましたね、作画としては」と語っている(『藤子不二雄FCネオ・ユートピア』52号P.57参照)。
  2. ^ 山本福雄と連名。
  3. ^ 絵コンテはつつみのりゆき、または堤のりゆき名義。CGは特番のアバンのみ。CGIクリエイターとなってからは作画としてテレビシリーズに参加はしていない。
  4. ^ 2011年11月25日放送「メカ・メーカー」を担当。クレジット上では「シンエイ動画」となっている(『藤子不二雄FCネオ・ユートピア』52号P.62参照)。2015年2月6日放送「恐竜ハンター」・3月13日放送「のび太のダンボール宇宙ステーション」では漢字表記で名前がクレジットされた。
  5. ^ この他、ヘンダー城の内部図解CGも担当している(ノークレジット)。

関連項目

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