安国造

安国造(やすのくにのみやつこ・やすこくぞう)は近江国東部(琵琶湖東岸)を支配した国造淡海安国造近淡海安国造とも。

概要

祖先

氏族

安氏(やすうじ、は直)。

本拠

近江国野洲郡で、現在の滋賀県野洲市および守山市に相当する。後に淡海国造の支配下に置かれたともいう[要出典]

氏神

不明。天之御影神とも[1]

人物

  • 大多牟坂王(おおたむさかのみこ、大陀牟夜別/意富多牟和気)
    初代淡海安国造。彦坐王三世孫または天津彦根命の後裔。
  • 布多遅比売(ふたぢひめ、両道入姫命)
    大多牟坂王の娘。倭建命に嫁いで稲依別王を産んだ。
  • 坂田垂根君(さかたのたりねのきみ)
    大多牟坂王の子。

関連項目

脚注

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  1. ^ 川口謙二『東京美術選書23続神々の系図』(東京美術、1980年)p.66.

参考文献

  • 『國史大辭典』(吉川弘文館)
  • 坂本太郎・平野邦雄『日本古代氏族人名辞典』(吉川弘文館)
  • 『日本史広辞典』(山川出版社)
  • 『神道大辞典』(臨川書店)