昼顔 (1967年の映画)

曖昧さ回避 この項目では、1967年公開のフランス映画の昼顔について説明しています。2017年公開の日本映画の昼顔については「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜#映画」をご覧ください。
昼顔
Belle de jour
監督 ルイス・ブニュエル
脚本 ジャン=クロード・カリエール
ルイス・ブニュエル
原作 ジョゼフ・ケッセル
製作 ロベール・アキム(英語版)
レーモン・アキム(英語版)
出演者 カトリーヌ・ドヌーヴ
ジャン・ソレル
撮影 サッシャ・ヴィエルニ
編集 ルイゼット・オートクール(英語版)
配給 日本の旗 東和
公開 イタリアの旗 1967年9月VIFF
フランスの旗 1967年5月24日
日本の旗 1967年9月30日
上映時間 100分
製作国 フランスの旗 フランス
イタリアの旗 イタリア
言語 フランス語
スペイン語
次作 『夜顔』
(監督マノエル・デ・オリヴェイラ、2006年)
テンプレートを表示

昼顔』(ひるがお、フランス語: Belle de jour, 「三色朝顔」「日中の美女」「昼間に稼ぐ娼婦」の意)は、1967年フランスイタリア合作映画である。ルイス・ブニュエル監督作品、原作はジョゼフ・ケッセルの同名小説である。第28回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞である金獅子賞を受賞した。

ストーリー

美しい若妻のセヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、医師である夫のピエール(ジャン・ソレル)とともにパリで幸せな生活を送っていた。その一方、マゾヒスティックな空想に取り付かれてもいた。ある日セヴリーヌは友人から、上流階級の婦人たちが客を取る売春宿の話を聞き、迷った後に「昼顔」という名前で娼婦として働くようになる。セヴリーヌは黒エナメルレインコートで店に行くと、同僚たちは即座に「サンローラン!素敵ね」とコートを褒める。上流階級が趣味で娼婦してるのは本当なんだとわかり親しくなる。様々な変わったSMフェチなど性癖を持つ男性客や女性たちと接するうち、次第に自由奔放な性の快楽を受け入れていく。それまでどこかよそよそしかった冷たかった彼女の性生活は明らかに順調になり、ピエールとの夫婦関係も改善していく。二重生活のおかげでようやく自分の人生を取り戻した。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
フジテレビ
セブリーヌ カトリーヌ・ドヌーヴ 平井道子
ピエール ジャン・ソレル 中田浩二
ユッソン ミシェル・ピコリ 田中明夫
アナイス ジュヌヴィエーヴ・パージュ(フランス語版) 初井言榮
マルセル ピエール・クレマンティ(フランス語版) 納谷六朗
ルネ マーシャ・メリル  山田早苗
不明
その他
阪脩
花形恵子
菅谷政子
増岡弘
鈴木れい子
演出 中野寛次
翻訳 森みさ
効果
調整
制作 東北新社
解説 高島忠夫
初回放送 1976年6月4日
ゴールデン洋画劇場

続編

2006年マノエル・ド・オリヴェイラ監督による続編『夜顔』 (フランス語: Belle toujours, 「つねに美女」の意) が製作され、第63回ヴェネツィア国際映画祭にて上映された。アンリ役はミシェル・ピコリのままだが、カトリーヌ・ドヌーヴが演じたセヴリーヌ役はビュル・オジェが演じた。オリヴェイラはブニュエルのわずか8歳下の同世代の監督だが、満97歳で同作を監督し、約40年ぶりの続編となった。

日本語訳

関連項目

外部リンク

1920年代
1930年代
  • 黄金時代 (1930)
  • 糧なき土地 (1932)
1940年代
  • グラン・カジノ (1946)
  • のんき大将 (1949)
1950年代
  • 忘れられた人々 (1950)
  • スサーナ (1951)
  • 賭博師の娘 (1951)
  • 昇天峠 (1951)
  • 愛なき女 (1951)
  • 乱暴者 (1952)
  • エル (1953)
  • 幻影は市電に乗って旅をする (1953)
  • 嵐が丘 (1953)
  • ロビンソン漂流記 (1954)
  • 河と死 (1954)
  • アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生 (1955)
  • この庭に死す (1956)
  • ナサリン (1958)
  • 熱狂はエル・パオに達す (1959)
1960年代
1970年代
カテゴリ カテゴリ
1949–1968年
1980–2000年
2001–2020年
2021–2040年
  • あのこと(2021)
  • 美と殺戮のすべて(2022)
  • 哀れなるものたち(2023)
  • 表示
  • 編集