皇甫冉

皇甫 冉(こうほ ぜん、714年 - 767年)は、中国詩人は茂政。本貫安定郡朝那県

略歴

南方の丹陽郡に移住し、農耕と釣りの日々を送っていたが、張九齢に才能を認められた。玄宗の天宝15載(756年)、進士に及第、無錫の尉となり、代宗の大暦元年(766年)には河南節度使の書記、次いで左拾遺・右補闕を歴任した。

現在『唐皇甫冉詩集』が残っている。

詩人としての彼

作品に、『曽山送別(そうざんそうべつ)』(七言絶句)がある。

曽山送別
凄凄遊子苦飄蓬 凄凄(せいせい)たる遊子(ゆうし) 飄蓬(ひょうほう)を苦しむ
明月清樽祇暫同 明月 清樽(せいそん) 祇(た)だ暫くは同(とも)にせん
南望千山如黛色 南のかた千山(せんざん)を望めば黛色(たいしょく)の如し
愁君客路在其中 愁う 君が客路(かくろ)の其の中(うち)に在るを

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