肺胞マクロファージ

肺胞マクロファージ(はいほうまくろふぁーじ、: alveolar macrophage )は、白血球の1種であり、肺胞上皮に沈着した粒子状物質を貪食する役割を持つ。

概要

肺胞マクロファージは白血球の一つで肺胞に侵入した大気中にある粒子状物質やたばこ煙、呼吸器内に侵入した微生物を、細胞骨格を形成するアクチンが働かせ、肺胞マクロファージ自体の細胞膜を粒子に沿わせ伸展することにより粒子を細胞内に取り込み呼吸器を守る役割を持つ。この、肺胞マクロファージの機能が低下すると、肺における細菌等の除去効力が低下し感染病になりやすくなる。

注釈・出典

関連項目

骨髄系血球細胞と血漿
造血
骨髄造血(英語版)
骨髄系前駆細胞
(CFU-GEMM(英語版))
顆粒球・単球系
前駆細胞
CFU-GM(英語版)
  • 単球形成(英語版)
    • 単芽球(英語版)
    • 前単球(英語版)
赤芽球・巨核球系
前駆細胞
MEP(英語版)
  • 血小板形成(英語版)
    • 巨核芽球(英語版)
    • 前巨核球(英語版)
骨髄外
骨髄組織
顆粒球
単球
マクロファージ
その他
血小板
  • CFU-Meg(英語版)
  • 巨核芽球(英語版)
  • 前巨核球(英語版)
  • 巨核球
赤血球
免疫応答
  • 白血球の血管外遊出(英語版)
  • 食作用
  • 内因性免疫(英語版)
その他
  • 芽球
    • CFU-GM(英語版)
    • MEP(英語版)
    • CFU-GEMM(英語版)
  • 骨髄性単球(英語版)
その他