芹澤恵

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芹澤 恵(せりざわ めぐみ)は[1]日本英米文学翻訳家[2]日本推理作家協会会員[3]。翻訳学校フェロー・アカデミー講師[4]

東京都出身[3]成蹊大学文学部を卒業する[5]。中学・高校の教員を経て[3]、フェロー・アカデミーで田口俊樹に翻訳を学び[6]1990年より翻訳業に[3]

1992年、キース・ピータースン『暗闇の終わり』『幻の終わり』の翻訳でBABEL国際翻訳大賞新人賞受賞。

主に英米文学のエンターテインメント小説を手がけている[5]R・D・ウィングフィールドの『フロスト警部』シリーズなどの翻訳で知られている。趣味は読書映画[6]。子どもの頃に『若草物語』や『赤毛のアン』を読み、ぼんやりと翻訳の仕事に憧れを抱く[6]。中学生のときには、洋画に夢中になる[6]。いったんは教職に就くが、翻訳に興味があったことを思い出し、フェロー・アカデミーの門を叩く[6]

翻訳

  • 『子どもたちが地球を救う50の方法』(アース・ワークスグループ編著、亀井よし子共訳、松岡達英絵 ブロンズ新社) 1990
  • 『スコッツヴィルの殺人』(ゲーリー・F・ヴァルコア、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1990
  • 『子どものためのエコロジー・ワークブック』(リンダ・シュワルツ、亀井よし子共訳、杉田比呂美絵、ブロンズ新社) 1991
  • 『オフィスでできる地球を救う50の方法』(アース・ワークスグループ編著、亀井よし子共訳、ブロンズ新社) 1992
  • 『ミステリー』上・下(ピーター・ストラウブ 、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1994
  • 『イギリス田園の小さな物語』(ロザムンド・ピルチャー、小林町子共訳、PHP研究所) 1994
  • 『白い殺意』(デイナ・スタベノウ、早川書房ハヤカワ・ミステリ文庫) 1995
  • 『小さな芸術家のための工作ブック』(ローリー・カールソン、亀井よし子共訳、ブロンズ新社、わくわく体験シリーズ) 1995
  • 『雪どけの銃弾』(デイナ・スタベノウ 、早川書房、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1995
  • 『ホーン・マン』(クラーク・ハワード、山本光伸ほか訳、光文社光文社文庫、英米短編ミステリー名人選集2) 1998
  • 『小さな地球人のためのエコロジーブック』(リンダ・シュワルツ、亀井よし子共訳、杉田比呂美絵、ブロンズ新社、Kids can!わくわく体験シリーズ) 1998
  • 『真夜中の死線』(アンドリュー・クラヴァン 、東京創元社、創元推理文庫) 1999
  • 『頭痛と悪夢』(ローレンス・ブロック田口俊樹ほか訳、光文社、光文社文庫、英米短編ミステリー名人選集4) 1999
  • 『夏草の記憶』(トマス・H・クック、文藝春秋、文春文庫) 1999
  • 『愛しのクレメンタイン』(アンドリュー・クラヴァン、東京創元社、創元コンテンポラリ) 2002
  • 『アメリカミステリ傑作選 2003』(ローレンス・ブロック編、神崎康子ほか訳、DHC、アメリカ文芸「年間」傑作選) 2003
  • 『フリント』上・下(ポール・エディ、新潮社新潮文庫) 2003
  • 『盗まれた恋心』上・下(ノーラ・ロバーツ、扶桑社、扶桑社ロマンス) 2004
  • 『真夜中の青い彼方』(ジョナサン・キング、文藝春秋、文春文庫) 2006
  • 『1ドルの価値 / 賢者の贈り物 : 他21編』(O.ヘンリー、光文社、光文社古典新訳文庫) 2007 ()
  • 『子どもたちができるかんたんエコ101』(ジャッキー・ワインズ 、亀井よし子共訳、江田ななえ絵、ブロンズ新社) 2009
  • 『暁に消えた微笑み』(ルース・フランシスコ、ヴィレッジブックス) 2009
  • 『夜風にゆれる想い』(ラヴィル・スペンサー、二見書房、二見文庫、ザ・ミステリ・コレクション) 2011
  • 『傍迷惑な人々 : サーバー短篇集』(サーバー、光文社、光文社古典新訳文庫) 2012
  • 『クラッシャーズ : 墜落事故調査班』上・下(デイナ・ヘインズ、文藝春秋、文春文庫) 2013
  • 『密林の夢』(アン・パチェット、早川書房) 2014
  • フランケンシュタイン』(メアリー・シェリー 、新潮社、新潮文庫) 2015
  • 『地球の中心までトンネルを掘る』(ケヴィン・ウィルソン、東京創元社、海外文学セレクション) 2015

「フロスト警部」シリーズ

  • 『クリスマスのフロスト』(R・D・ウィングフィールド 、東京創元社、創元推理文庫) 1994
  • 『フロスト日和』(R・D・ウィングフィールド、東京創元社、創元推理文庫) 1997
  • 『夜のフロスト』(R・D・ウィングフィールド、東京創元社、創元推理文庫) 2001
  • 『夜明けのフロスト』(R・D・ウィングフィールド他、木村仁良編、他共訳、光文社、光文社文庫、『ジャーロ』傑作短編アンソロジー3) 2005
  • 『フロスト気質』上・下(R・D・ウィングフィールド、東京創元社、創元推理文庫) 2008
  • 『冬のフロスト』上・下(R・D・ウィングフィールド、東京創元社、創元推理文庫) 2013

「記者ジョン・ウェルズ」シリーズ

  • 『暗闇の終わり』(キース・ピータースン、東京創元社、創元推理文庫) 1990
  • 『幻の終わり』(キース・ピータースン、東京創元社、創元推理文庫) 1991
  • 『夏の稲妻』(キース・ピータースン、東京創元社、創元推理文庫) 1991
  • 『裁きの街』(キース・ピータースン、東京創元社、創元推理文庫) 1993

脚注

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出典

  1. ^ 芹沢 恵 - Webcat Plus
  2. ^ 傍迷惑な人々 - 光文社古典新訳文庫
  3. ^ a b c d 会員名簿 芹澤恵|日本推理作家協会
  4. ^ 通学講座 出版翻訳コース「芹澤ゼミ」 | 翻訳の専門校フェロー・アカデミー
  5. ^ a b 出版翻訳データベース:芹澤恵さん
  6. ^ a b c d e アンコール 芹澤恵氏インタビュー『翻訳人生を支えてくれる2つの言葉<前編>』 | フェロー・アカデミー
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